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段ボール

古いといわれることは判っています。
1999年頃に始めた乾漆油彩の再度制作にかかっています。

古段ボールや紙くずを漆でかため、乾漆のベースを作り油彩で仕上げるのです。
絵画のような工芸のようなものですが、その古紙が国々によって違った顔を持っていて、それがなかなか面白いのです。
日本ではなかなか各国のものが入手困難ですが、ニューヨークなど歩いていると惚れ惚れする古紙を見ることがあります。特にホームレスが尻にひいているもの等は新しい段ボールを持って行って、交換したくなるようなものを見ることがあります。

使いこなされた古紙の味は、引搔かれたキズと違い引搔いたキズでは全く人間を感じないものです。

アメリカは世界中から物資が来ます。ニューヨークまで古段ボールを探しに行けないので今回はハワイの裏町通りを自転車であさっています。

上の写真 2017年6月ハワイ運河沿い。
下の写真 2012年、トランプタワー前の交差点。水彩紙もハワイはそろっています。水彩紙をせたろうてます。